どうも、心の話 カウンセリングサービスを主宰している今野です^^
今回は「無価値観から卒業する方法」ということをテーマにお話しします。
無価値観は「べき」「ねば」の規範からやってくる
以前働いて頂いていたとあるスタッフの方は、指示したことはきちんとこなしてくれる、とても勉強家でライティングやマーケティングを伝えれば自分でも学び実践してくれる。といったように、大変有能です。(超ありがとう!)
彼女の許可をもらった上でお話ししていますが、仕事をしながら彼女と接していると、その発言や言動、考え方の中に、
「常に自分自身に対する無価値感があって、
という事を感じるようになりました。
でも私の価値観で見れば、誰もが知っている国立大を卒業して以前は上場企業に勤め、国家資格なんかも5個くらいもっていて、とてもすごいと思っていました。
それに比べると、私なんて持っている資格といったらメンタル系のは仕事柄何個か持っていますがこちらは民間の資格ですし、あとは車とバイクの免許くらいなもので十代の頃には不登校になったり引きこもったり悪さをしたりしてた高校中退の自分と比べてみても、本当に心から凄いと思いました。
ですから、私が無価値感で苦しむなら解りますが(実際十代の頃はそれでメチャクチャ苦しんでいました)正直な本音では、彼女が何でそう思う必要があるのかな?って自分のモノサシで見てそう感じていたのです。
そして私が多くの方々のカウンセリングをさせて頂いてきて思うのは、いわゆるDQNと呼ばれる柔軟型な方々よりも、どちらかというと公務員などお堅い仕事をしていた、社会的に地位があったり高学歴な方の方が無価値感で苦しんでいる傾向にありました。
私がカウンセラーとして表現している言葉でいうならば、べき・ねばという、「規範意識」がとても強いからです。
臨床心理学やカウンセリングを学んでいる方はご存じだと思いますが、BEING DOING HAVINGという概念があります。
BEING DOING HAVINGとは?
この概念を簡単に概念を説明すると、
■Being
自分(相手)の存在そのもの、そのままの「自分」「その人」のこと。その人の心の在り方。
■Doing
「行動」や「行為」の事、目に見える外見の善し悪しなどもこのDoingに含まれる■Having
行動や行為のによって得られる結果のこと。(doingによって得られる物)
ということです。
この概念の元に説明すると、例えば、多くある例として、
「自分は人のお役に立てたら価値がある。役に立てなければ存在価値はない」
「頑張って結果を出した自分には価値がある。結果を出さなければ価値がない」
といったように無意識に信じたり感じたりしていると、その人生観から、人は「自分の無価値感」で苦しんでしまう傾向になります。
そして私のカウンセラーとしての経験上思うのは、高学歴であったり社会的に地位のある方こそ、DoingやHavingによって、自分の価値(Being)を証明しようとしてしまう傾向にありました。
つまり自分の存在に対して、
DO(行動)→HAVE(結果)→BE(存在)
というとらえ方をしてしまい、それによって苦しんでいるという事なんです。
この、潜在的・無意識的に無価値感に苦しんでいる場合には、
DO→HAVE→BE
の価値観から、まずありのままの自分にOKを出して
BE→DO→HAVE
になっていくと、無価値観にとらわれなくなっていくんです。
「無価値感」から卒業して、ありのままの自分にOKを出せるようになるんですね♪
ここまで読まれてみていかがでしょうか?
ぜひご自身にあてはめて考えてみてください。
それでは次回に続きます😊
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